みすてり・あれ・これと🔎
挿絵: 中村英夫 「少年少女世界の名作文学22 フランス編4 : ルコック探偵尾行命令」氷川瓏訳(小学館 1964) ≪17-57≫のあたりか XVIII 尋問を受ける被告二十人のうち、少なくとも十八人は「隔離房」の静寂の中で検討し練り上げられた、完璧な弁護戦略を携えて…
L. Boulanger, Paris 1884、挿絵Henri Lanos(1859-1929) 画像は部分。≪17-42≫の場面。ドアのデザインがガサい。殺人犯の風体と、後ろの衛兵に注目。 XVII 沈黙に利ありと考え、自分に不利な証拠はないと信じ込んでいる男から、自白を引き出す。それは確かに…
(左) Tavern in Paris, 1850, France (右) Scene in a Cabaret in The North of France, 1871 どちらにも前掛けをした太った女将が描かれている。 あらゆる悪徳を利用し、あらゆる恥辱に耐えてきた、この忌まわしい老女たちは、最も鋭い洞察力さえ欺くほどの…
いずれも19世紀末のパナマ疑獄の報道イラスト。(左) 予審判事のcabinet 1897年。机の向こうの予審判事、手前の書記官、立って尋問されている被疑者、奥の衛兵。(左) 重罪裁判所の法務官連中。裁判時には法服、帽子(Toque)、首元の白い掛け襟(Rabat)をつけて…
Paris - Vue du Palais de Justice 1860, dessiné d'après nature par Isidore Laurent Deroy, lithographié par Becquet, édité par Morier Frères. XVI 金持ちになれば、馬車も馬も御者も手に入る… クッションに横たわって通り過ぎれば、羨望の眼差しを何…
パリのモルグ、1850年、鋼版画。発行: C. Meyer Hilburghausen 1833-1864。(以下、未確認のGemini訳註) 張り紙は、遺体の記述(Signalements): 遺体の腐敗が激しく展示できない場合や、収容されたばかりの際、その人物の性別、推定年齢、身長、髪の色、身体的…
Paris 13 Rue du Chevaleret Sortie de l'Économat du Chemin de fer d'Orléans XIV 殺人があった時、シュパン後家の酒場から逃げ出した女たちは、まるっきり知恵が回らないと考えるべきだろうか? ≪14-1≫ 否! ≪14-2≫ 危険が及んでいると自覚しながら、逃亡…
左: cocher(御者)、Edme-Jean Pigal作のリトグラフ、1833-1860。 右: 1910年のfiacre (辻馬車)の写真。 XIII その夜、ルコックは眠れなかった! ≪13-1≫ すでに四十時間以上も活動し続け、その間、満足に飲みも食べもしなかったのに。 ≪13-2≫ むしろ、疲労や…
Ancienne Préfecture de Police, quai des Orfèvres et Pont Neuf en 1850. 画家Louis-Martial-Théodat Masson 監獄の書記課以外の場所なら、ルコックの取りかかった作業---神秘的で、奇妙、かつ滑稽なその作業は、間違いなく失笑を買っていただろう。 ≪12-7…
panier à salade (サラダ籠) 出典不明。 XII 護送車の扉がしっかり閉じられた。御者が鞭を鳴らすと、この動く牢屋は、二頭の力強い馬に引かれ走り出した。 ≪12-1≫ ルコックは、前方の御者席へ乗り、御者と当番のパリ衛兵の間に座った。心配事が非常に大きか…
イタリア広場の古写真。年代不明だが、トラムの感じから1890年ごろか? モーター化(1887が初らしい)初期の車両に似ている。 1860 - De la porte à la place d'Italie - Paris Unpluggedトラムの参考写真→Les Tramways à Paris en 1900 XI 二十分走り、ルコッ…
Alcide Babert de Juillé, circa 1860, juge d'instruction à Niort. (1860年ごろ、ニオールの予審判事) 予審判事の服装である黒いローブ、帽子(Toque)、首元の白い掛け襟(Rabat)が写っている。 X 『胡椒入れ』にいた者で、到着した予審判事の顔に見覚えがな…
1836年出版『予審判事マニュアル(Manuel du Juge d'instruction)』ドラモルト=フェリーヌ(Delamorte-Felines)著ガボリオが小説中≪28-1≫、著者の名前に言及してたので、この素晴らしい文書に出会えた。現場の予審判事が仕事上、疑問に思ったり、悩んでたりし…
Marie-Guillaume-Alphonse Devergie (Published 1868) ≪9-81≫参照。 警視庁の職員たちが署長を囲んで協議している間、医師たちは、彼らの任務の中でも繊細かつ真に辛い過程に着手した。 ≪9-64≫ 忠実なアプサント親父の助けを借りて、彼らは偽の兵士の死体か…
左: 掲載新聞(Le petit journal 1868-6-7)の第四面。赤い四角で囲んだ部分は、RETABLISSEMENT DE LA VUE. — L'Eau de Toble. Brochure explicative, 20 cent. timbres-poste, Chez Leverrier-Rey, 28, rue Saint-Georges, Paris.「視力の回復。——トブル液」…
米国?無声映画 Monsieur Lecoq (1915) 提供Edwin Thanhouser、出演 William Morris (ルコック)、Alphonse Ethier、Florence La Badieなど。この場面は、本日のあたりか、第九章、第十章の場面だろうか。プリントは残っていないようだ。 確かに、やって来たの…
1868年6月7日付『ル・プティ・ジュルナル』紙に発表されたエミール・ガボリオの連載小説『ムッシュー・ルコック(第一部:殺人)』第7章(その1)の前段に掲載されたティモテ・トリムによるコラム。 以下は全面的にGeminiによる翻訳と解説。略歴は仏Wikiをまと…
初出紙の本日掲載分(1868-6-7)の第一面。犯行現場の見取り図が掲載されている。多分、有名探偵小説の現場見取り図が公開された初の事例。当日のプチジュルナルの公式部数は256650部(紙面の左上に記載)。英国The Notting Hill Mystery by Charles Felix の連…
該当論文の掲載号の表紙と、論文の最初のページ Annales d'hygiène publique et de médecine légale (1855)『公衆衛生・法医学雑誌』に掲載されたユグーランの論文をやっと見つけた。もう一本1850年のは既にこのブログで公開済み。『ムッシュー・ルコック』≪…
英訳 Pearson New York (出版年不詳) の扉絵。≪4-63≫の場面。 VII 『胡椒入れ』からシュヴァルレ通りまでは、回り道を避け「広場」を通っても、かなりの距離がある。 ≪7-1≫ ルコックとその年上の同僚が、外で情報を集めるのにかかった時間は、四時間以上に及…
該当論文の掲載号の表紙と、論文の最初のページ Annales d'hygiène publique et de médecine légale (1850)『公衆衛生・法医学雑誌』に掲載されたユグーランの論文をやっと見つけた。もう一本1855年のは後で提供するよ。『ムッシュー・ルコック』≪6-44≫参照…
フランス連続TVドラマ "Le habit noirs" (1967) の1エピソード "L'agence Lecoq/Monsieur Lecoq"より。実はガボリオの師Paul Féval の小説(1863-1875)の映像化。「ルコック」はそこに出てくる悪党で、ガボリオはその名を将来の名探偵につけたのだ。 VI 早く…
フランス無声映画 Monsieur Lecoq (1914) 監督Maurice Tourneur、出演Harry Baur、Maurice de Féraudy、Charles Krauss など。このショットはどのシーンだろう... 映像が観たいなあ… V その夜、『胡椒入れ』周辺に身を寄せていた浮浪者たちはほとんど眠れな…
ドイツ語版 Das Neue Berlin 1982の表紙絵。拳銃デザインから考えて1910年代以降の絵か?古っぽい絵に似せた最近のかも。部隊が突入した≪1-60≫あたりの場面? 拳銃持ってるのは誰? ジェヴロルかルコックのつもりかなあ。 ルコックの話を聞くアプサント親父…
たまには色っぽく。未完成に終わった映画『ムッシュー・ルコック』(1967)の企画。これがヒットしてれば、全訳は早めに世に出ていた? 高さ一メートル強の、鉄道線路への立ち入りを防ぐ柵によく似た、菱格子の柵が、空き地とシュパン後家の小さな庭を隔ててい…
挿絵: 中村英夫 「少年少女世界の名作文学22 フランス編4 : ルコック探偵尾行命令」氷川瓏訳(小学館 1964) ≪3-64≫の場面 IV アプサント親父のような頑固な人たちは、初めは常に他人の意見に反発するのだが、最後にはその意見にすっかり夢中になってしまうも…
挿絵: 松野一夫 『世界名作物語 名探偵ルコック』江戸川乱歩(講談社 1948) ≪1-71≫の場面 III ジェヴロルから、『胡椒入れ』に残る捜査官を選ぶ許可を得たルコックは、同僚の中でいちばん頭の鈍そうな男に声をかけた。 ≪3-1≫ はっきり言えば、上手くいった時…
Henri Lanos (1859-1929)画、Boulanger版(Paris 1884)の挿絵 ≪1-51≫の場面 ジェヴロルが不要と判断した調査を引き継いだ捜査官は、「この世界」ではまだ新人だった。 ≪2-1≫※ dans «la partie»: この稼業・業界では… というような意味らしい。 名前はルコック…
挿絵Bayard Jones ≪1-66≫の場面 だが彼が思っていたほど、力は残っていなかった。 ≪1-127≫ 怒りが与えたのは一瞬の力だけで、それは残っていた脈打つ命と引き換えだったのだ。 ≪1-128≫ 彼は再び叫ぼうとしたが、声は出なかった。二度、口を開けたが、喉から…
連載初回の一面。購読者数約25万。 Monsieur Lecoq は Émile Gaboriau作の連載探偵小説で、パリの日刊紙Le Petit Journalに連載され、 パリの出版社 l'éditeur Dentu から 1869年に二巻本で出版された。連載時は.1 partie. Le Meurtre(殺人) : 27 mai – 31 j…