シミルボン投稿日 2020.10.24
1966年8月出版の単行本を編集、とある。内容を変えているのか、ちょっと訂正しただけなのかはよくわからない。
表紙の写真が素晴らしい。畳敷きの寄席。中央に座って、こちらを向いている著者。撮影の翌日、志ん生が大津絵を歌い、著者と泣く。(「あとがき」より)
おっさんたちの笑いと泣きが寄席にはあったのだ。
現代のおっさんに、そーゆー場所はあるのかなあ。もし無いなら、アンツルさんの文章を読んで、ここに出て来る落語家たちの古い録音を聞いて、心をとろかせるが良いだろう…