十六 × 二十

本について。時々他のネタも。心臓が悪いのでコメント不可です…

脳内旅行第1回 東京 1984年ごろ

シミルボン投稿日 2020.08.11

 

号砲のアハトアハト。(8.8 cm FlaK 18(1928) Wikiより)


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妄想で八十八箇所を巡ります。

 

文章が良い。発見の喜びに満ち溢れている。
無用門(御茶ノ水)、純粋階段(四谷)、無用窓口(江古田)…
それら超芸術トマソンとニックネームが付き、どんどん発展・展開してゆく。元は月刊誌「芸術新潮」の連載エッセイ「東京封物誌」(19841月号〜198512月号)
私が一番リアル旅をしてるところは東京都だ。今は亡き寝台特急北斗星」に乗り(飛行機大嫌いなのよね)上野駅から神田のホテルへ。牛丼やウナ重を食べながら、音楽LPCD、古本、洋書などを漁りに都内の有名なレコード屋や書店(いずれも中古屋含む)はたいてい行ってみた。

これがバイブル。当時は毎年出てたが、もう無いようだ寂しいねえ。書店マップも出たことはあったが、長続きしなかった、と記憶している。
80
年代後半から90年代前半の東京には毎年一週間ほど滞在して、電車と徒歩で駆けずり回ってたわけ。
三鷹の中古レコード屋「パレード」、今探したらまだあった。しばらくご無沙汰してる。その節は色々お世話になりました米朝さんの落語LP全集全巻揃いを買ったのはここだっけ。
江古田ではレオンハルトフーガの技法を見つけた。四谷は確かアテネ・フランセで仏語原書を買ったなあ
この本からは、そんな思い出も蘇ってくる。路上観察ものだけじゃない、当時の作者の周辺を超芸術を中心にさらりと書いたエッセイ集。
また東京に行きたいなあ
BGM
「東京は夜の七時」

東京は夜の七時

東京は夜の七時

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